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Channel: プロ野球死亡遊戯
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【読売神業遊戯】一挙8点のウルトラセブンで巨人逆転勝ち!ついに代打率4割「ヤノ・オブ・ゴッドの時代が到来した」のか?

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ノムさん、あんたにこの野球ができるのかい?圧倒的な選手層で、ここぞの時に過剰にぶっこむ原采配。巨人は選手層が厚いから誰が監督をやっても同じ?逆だろ。選手が多いってことは、使う順番をしくじるとチームそのものがぶっ壊れちまう。 16日、甲子園首位決戦第2戦。巨人は2番センター松本、8番セカンド寺内の超守備的布陣。先発・菅野が初回に41球を費やし3失点の逆ノウミサン状態。「勝負球が甘い」川口コーチの言う通りや。新井ブラザーにど真ん中のスライダーはアカン。相手はセ・リーグ防御率トップ2.23のスタンリッジ。ってことはアレだ。数字だけを見ればこの試合は負けやで。そんなダメだこりゃゲーム5秒前で菅野が悪いなりにギリ踏ん張った。初回以降は3イニングを無失点。5回の打席で代打を送られプロ最短で無念の降板。 2番手笠原は6回に一死1、2塁のピンチを招くも、藤井の強烈な打球がショート正面を突きダブルプレー。気分は超負けゲームなのに、スコアはまだ3対0。あれだけメールを無視されたのに、なぜかデートはしてくれる。初回以降、両チーム無得点だぜ。まだイケるよな。そして、迎えた巨人ラッキーセブン。先頭の絶好調男・村田がレフト前ヒット、ヨシノブもライトに続いて、長野がセンター前タイムリー。綺麗な三方向三連打で1点返すと、8番寺内が手堅く送り一死2、3塁。ここで原監督は代打イシイ・オブ・ゴッド。と思ったら、阪神ベンチがサウスポー加藤をマウンドへ。ならば、ゴッドのゴッドをぶっこむまでだ。代打の代打でヤノ・オブ・ゴッド。もぉ訳分かんないよっ。巨人ベンチの誇る左右ゴッド揃い踏み。石井の存在感がスタンリッジをマウンドから引きずり降ろし、矢野が加藤を狙い撃ち。驚異的な集中力で初球を捉え、三塁線を破り二者生還で3対3。巨人、あっけなく同点。さらに代わった安藤から1番中井もライト前、と思ったら今成がありえへん後逸。矢野が帰って巨人逆転。松っちゃんがスリーバントスクイズにしくじるも、怒濤の圧迫面接打線。四球に盗塁とネチネチとマウンド上の安藤を攻め込み、阿部敬遠、村田押し出し。トドメはヨシノブ。センターオーバーの走者一掃3点タイムリー2塁打で事実上ゲームは詰んだ。 7回表、ラッキーセブンを超えたウルトラセブンは打者12人一挙8点の大爆発。ムラタ爆発。ゴメン、それは昨日だ。今夜はヨシノブが3安打3打点の高橋名人状態。山口を挟み、最後はアコスタ、ペローン青木を投げさす余裕の継投を見せ、巨人連勝。猛虎打線を初回のスミサンに抑え、ナイスリリーフの笠原は3勝目。両チームのゲーム差は3.5に開いた。「えっ?ヒケツ?」マジでプリケツにぶっこむ5秒前みたいな顔で、お立ち台のインタビュアーに矢野謙次は聞き返した。今季代打成績、30打数12安打の打率400。得点圏では16打数9安打の打率563。なんと打点14。ちなみに昨シーズンのイシイ・オブ・ゴッドは37打数15安打の代打率405、打点13。って、すでに矢野は前半戦でイシイさんの打点超えてるやんけ!まさにヤノ・オブ・ゴッド。代打の神が宿る男。苦しいよ・・・。目の前のパイオツが凄すぎて、嬉しいけど苦しいよっ。 32歳、ドラフト6位で巨人に入った男が、誰よりもチームに必要とされる男になりやがった。ゴメン、矢野。あんたはどんなに打ってもレギュラーじゃなく、ジョーカーとしてベンチにいてくれよ。結果的にこのヤノ・オブ・ゴッドの一打により、先発・菅野智之の負けも消えた。前半戦は16試合に先発登板し、8勝2敗、防御率2.79。勝利数はリーグ2位。防御率はリーグ7位。特筆すべきはリーグ単独トップの奪三振数101。っていうか、セ界で100奪三振を超えているのは菅野ただ一人。そして、最も賞賛されるべき数字が、先発投手にとって最も重要な投球回数、109回2/3。これは阪神のノウミサンと並んでリーグトップタイだ。えっ?出来すぎだって?逆だろ。超期待ハズレだ。そりゃあ1年のブランクはそう簡単にはチャラにはならない。焦るなよ。こんなもんじゃないぜ、菅野智之は。 See you baseball freak・・・

【読売球宴遊戯】巨人軍貯金18の首位ターン!祝・球宴初出場決定「寺内崇幸のたった3人の入団会見」とは?

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巨人軍立ち上がり死亡遊戯。初戦は杉内が2回に2点を失い、昨日は菅野が初回に3失点、今日は宮国が2回までに4失点。これで2勝1敗とアウェー甲子園で勝ち越したのだから、上出来だぜ。開幕戦も宮国、途中2軍修行を経て、前半戦最後の試合も宮国。結果、3回7安打5失点(自責点3)のプロ最短KO。いい経験してるじゃん21歳。死ぬほど濃い今季4勝4敗。まあ、今夜の借りはこれからゆっくり返してくれよ。ゲームは巨人6点ビハインドの7回、長野のスリーランを含む連夜のウルトラセブンで一挙5点の猛攻。 6対7と1点差に詰め寄るも、リリーフ陣がことごとく打ち込まれ万事休す。っていうか、先発・宮国、今季初登板の田原、青木、笠原、マシソンと出てくる投手が全員失点。合コンで5人全員から嫌われたみたいなズンドコナイター。終わってみれば、6対9。オッパイ宮国。あっ間違えた、ドンマイ宮国。こんな試合もあるさ。これで巨人は前半戦を83試合49勝31敗3分の貯金18でセ界1位。 2位阪神とのゲーム差は2.5。巨人の前半戦首位ターンは2年連続、通算32度目。首位で折り返した過去31度の内、26度優勝している。 2位に2.5差以上つけたケースでは25度中、優勝を逃したのは54年の1度のみ。(スポーツ報知「記録メモ」より)後半戦開始早々に左脇腹痛に加え、右足首捻挫もかましたロペスが戦列復帰予定。イースタン4試合連続本塁打を放った大田もマジで1軍ぶっこむ5秒前。ホールトンは2軍ローテでロングバケーション中。いいなぁ。とりあえずは俺らも首位の余裕ぶっこいて、オールスターをまったり楽しもうぜ。と思ったら、17日午後、ビッグサプライズニュースが飛び込んで来た。左膝痛でオールスター戦出場辞退の中日・ルナに代わり、補充選手として巨人・寺内崇幸が初出場。「えっ寺内?マラソンの川内じゃなくて?」どっちにしろ意味が分からへん。巨人ファンですら耳を疑ったこのニュース。今季62試合に出場。打率242、1本塁打、7打点、OPS553。目立つのは得点圏打率458くらいだ。夢の球宴2日前のこの緊急人選。正直、他チームに出場可能選手を打診するにも時間がなさすぎる。そこでセ・リーグの指揮を執る原の辰っつあんが、自軍から選択したのが「背番号00」。ルナも背番号0だしねって。若大将のナイスチョイス。ここでヤノ・オブ・ゴッドってジョーカーも見たかったけど、内野の代役はやっぱ内野。かと言って、ロペスは故障中。ボウカー、三塁できへんし。ここまでフル出場のムラタさんは休ませたいし。この男、便利屋につき。もう寺内しかいないやん。 2006年大学生・社会人ドラフト6巡目入団。7年目の30歳。同期は泣く子も黙るスペシャル・ワン坂本勇人。スター街道を驀進するイケメンショートとは対照的に、寺内の始まりはありえへんくらいに地味だった。 2006年12月11日、都内のホテルで行われた寺内の入団仮契約会見。 100人は入れる会見会場で、集まった記者はなんと2人。ゴメン、ネタじゃなくマジだ。だだっ広い会場には、読売新聞とスポーツ報知の記者の2人だけ。一度は壇上に上がり金屏風の前に座ったが、格好付かなくて、すぐに壇上から降りた23歳の寺内。結局、社会人チームJR東日本出身の無名の若者は、2人の記者と膝をつき合わせて話をしたという。当時の様子をスポーツ報知の高田記者は、12年5月6日付「Gペン」の中でこう書いた。「守備と小技でアピールしたい。そう目を輝かせていたのを昨日のことのように覚えている」最近、守備ガタガタやん。って突っ込みどころはそこではない。この悲惨な状況で、愚直に将来の夢を語れる男はそうはいないッスよ。屁みたいなプライドが邪魔して、もっと俺を評価してくださいよって皮肉のひとつも言いたくなるさ。「僕のような脇役は主役がいるから成立するんです」なんだよ、泣かせるようなこと口にすんなよコノヤロー。ドラフト上位選手が母校で無数のフラッシュを浴びながら、ガッツポーズをかますのを横目に、寺内は記者2人との超地味な三者面談からプロのキャリアをスタートさせた。あれから7年が経ち、棚ぼたとは言え、初の球宴出場を果たした寺内。喜びのコメント内容を見て笑ったね。だって、7年前と全く変わっちゃいないから。「守備でファンの人に楽しんでもらいたい」おめでとう、寺内。今度は記者も何十人といるぜ。あんたもオールスター、楽しめよ。 See you baseball freak・・・

【読売抽選遊戯】巨人・堂上直倫指名!もしも「坂本勇人が中日に入団していたら」プロ野球界はどうなっていたのか?

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フレッシュオールスター優秀選手賞が50万円、MVPは100万円。年俸1億円とか言われてもピンとこないけど、こっちは金額がリアルだな。テレビの中のグラビアアイドルよりも、同じクラスの隣のパイオツに胸がトキメクあの感じ。いきなりぶっこむけど、フレッシュオールスターゲーム出場選手は巨人移籍率が高い。これマジ。例えば、2007年のイースタン・リーグ選抜。巨人からは山口鉄也、坂本勇人、田中大二郎が選出。さらに井野卓(楽天)、高口隆行(日ハム)、横川史学(楽天)といった現巨人選手が目白押し。対戦相手のウエスタン・リーグ選抜には東野のトレード相手・香月良太(オリックス)もいる。伸び悩んだ期待の若手を数年後に獲得大作戦。ゴメン。結局、伸び悩んだ若手は伸び悩んだ中堅になるだけちゃう?とかディスりながら当時のメンバー表を眺めていたら、懐かしい名前を見つけた。堂上直倫(中日)。そう、06年の高校生ドラフトで中日、巨人、阪神が1位指名したあの堂上弟だ。抽選で堂上を逃した巨人の外れ1位指名が光星学院高校の坂本勇人。結果はご存知の通り、ハズレクジが超当たりクジ状態。数日前のスポーツ報知「Gペン」でもこの逆噴射ドラフトに触れており、この時、巨人が堂上を引き当てていても、中日の外れ1位も坂本勇人だったという。坂本勇人のいない巨人軍。それはハンバーグが一枚しか挟まれていないビッグマックみたいなものだ。全然もの足りねぇ。ヤバイ、想像しただけで泣けてくる。もしも、ドラゴン坂本が誕生していたら、その後のプロ野球界はどうなっていたのだろうか?坂本がプロ2年目の08年以降、巨人のショートはスペシャル・ワンの独壇場。それが消えるということは、まず08年オフの二岡智宏放出もなかっただろう。どんなにモナっても、貴重なショートを守れる右の内野手として残留したはずだ。ただ、すでに二岡は下半身に故障持ちだったので、常時スタメン出場は難しい。恐らく、古城のシゲちゃんとの併用でなんとかやりくり。そうなると08年リーグ優勝はまだしも、09年の巨人日本一は微妙っすよ。この年、プロ3年目の坂本は1番打者に定着し、打率306、18本、62打点の大活躍。セ・リーグ三連覇と日本一の原動力となった。 2位中日とは12ゲーム差の独走優勝も、あの落合プロデュースの内野布陣。サード坂本、ショート井端、セカンド荒木、そんなオレ竜ぶっこみをされたらヤバかったかもしれない。でも、そうなると育成枠で獲得した中村ノリさんをサードで使えへん。一塁には泣く子も黙るタイロン・ウッズがいたし。ってことは、坂本が中日に入団していたら、今年の中村2000本安打が球史から消えちまう可能性も大。その時、歴史が動いた。抜け殻のような東京ドームのショートは、藤村、寺内、古城、「ドラ1」堂上らで回す日々。マジ巨人二遊間死亡遊戯。我慢の限界を超えた原監督は、10年オフに松井稼頭央の獲得に走ったに違いない。リトル松井はWBC代表選考でちと揉めたものの、子供の頃から熱心な原ファン。ガチのマネーゲームに持ち込み、楽天との争奪戦を制して悲願のショート獲得。 1番松井、3番長野で打順固定。アレ、ちょっと魅力的やん。けど、3番ショート坂本なくして、12年の5冠達成はヒジョーに難しいところだ。当然、ドラフト戦略も将来のポスト阿部よりも、30代後半の松井の後継者探し。安達了一(オリックス)、鈴木大地(ロッテ)ら即戦力内野手の指名も考えられる。対する中日はベテラン井端の負担軽減でサードへ回し、満を持してショート坂本誕生。同期入団の浅尾拓也との球界最強イケメンコンビで名古屋ギャル昇天。っていうか、今、東京ドームで背番号6のユニフォームを着たお姉ちゃん達は、坂本がきっかけで野球に興味を持ち、巨人ファンになったというサカモトギャルズも相当数いるはずだ。恐らく、それと同じ現象がナゴヤドームでも展開されるだろう。たったひとりのスター選手の存在が、数百万人の人生を狂わせちまう。考えれば考えるほど、やはり坂本勇人は凄い。だって、打てるショートの代役って球界にほとんどいないもの。ハズレクジが大アタリ。奥さん、本命を逃して外れ1位指名のあんたの旦那も捨てたもんじゃないぜ。大事にしろよ。 See you baseball freak・・・

【読売育成遊戯】巨人軍育成選手13名の運命の10日間!「年俸240万円の野球選手を舐めんなよっ」とは?

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えっ、マエケンの年俸はマー君の約半分なのか。マツダオールスターゲーム2013、初戦は88年組の共投で1対1のドローゲーム。田中将大(楽天)4億円.前田健太(広島)2億1000万円.吉川光夫(日ハム)7000万円.澤村拓一(巨人)6500万円.同級生でも給料明細は人それぞれ。えっ、おまえそんなに貰ってんの?学生時代のダチと飲むと、意外にヘコむあの感じ。パイオツの好みや彼女や嫁さんの可愛さの基準なんて人それぞれ。けど、マネーって基準が高いか安いかのひとつしかないからさ。残酷なのよコレ。高卒ドラ1でプロ入りの3人と比較すると、大卒ドラ1の澤村は4人の中で一番給料が低い。で、そのハングリーなキン肉マン澤村が3回無失点投球でMVP獲得。昨年のポストシーズンでもエース級の大活躍、あの爆発力は短期決戦向きの投手なのかもしれないぜ。年間を通してトータルで数字を上げるタイプの菅野や宮国と、勝負所でぶっこめる澤村。巨人軍「超世代三本柱」いよいよヤバいよね。いや、逆の意味でヤバいのは俺らだよ。球界が年に一度の球宴遊戯でまったり盛り上がる裏で、シビアな現実に直面している選手達がいる。 IKUSEI。えっ伊勢丹?ちゃうがな。育成選手の野郎ども。 7月31日が支配下選手登録の期限日。さすがに最終日にはアピールのしようもないので、実質残された時間は約10日間。つまり、巨人軍計13名の育成選手達の運命はあと240時間で決まる。今シーズンはソフトバンクの千賀滉大、ロッテの西野勇士と育成出身選手のアタリ年。なんだけど、巨人では相変わらず山口と松本以降、育成選手死亡遊戯。 2年前の清武バックレ、昨オフの第二の2軍撤廃以降、縮小傾向にある巨人のイクセイ事情。現在、支配下登録選手68名。残り2枠も、今季は育成から支配下登録を勝ち取った選手、いまだゼロ。それでも投手では、中継ぎ右腕・土田瑞起(23歳)が支配下にマジでぶっこむ5秒前。 2軍チーム最多の37試合に登板、38回を投げて、防御率2.61、WHIP0.95。さらに高校時代は強打者として鳴らし、通算31本塁打を記録。いっちゃう二刀流?いやぁ、21世紀の球界最大の発見は統一球じゃなく、大谷翔平でしょ。 157キロの豪速球ばかり目立っているが、あの外野からのノーステップ送球は生で見ると感動でマジ泣ける。ゴメン、話が逸れまくった。巨人育成。で、野手の方は・・・うーんどうでしょう。春先にジャイアンツ球場で4番を任せられていた丸毛謙一も打率2割ジャストの打撃不振。大卒の育成3年目、もうひとりの巨人88年組がついにギリギリまで追い込まれている。 2010年ドラフト会議で、本指名68名、育成指名29名の最終97番目に名前を呼ばれたのがこの男。巨人育成8巡目指名・丸毛謙一(大阪経済大卒)。マルゲちゃうがなマルモやで。ハンカチ世代のどん尻指名選手。だんじりファイター清原?俺なんかどん尻ファイターだコノヤロー。育成選手1年目の年俸は基本240万円。3年目の丸毛は320万円。オールスターに出る同級生達が億単位の話をするのを横目に、将来の不安と戦う25歳。育成3年目は一番キツイ時だろう。サイフよりもハートがさ。綺麗ごとじゃなく、金の問題じゃねえんだ。昔のボンクラ話をするとさ、俺だって社会人1年目は月給20万円×12ケ月の年俸240万円契約だったぜ。本当にクソみたいな超ブラックな中小企業になんとか潜り込んだのが、25歳の春だ。そこから月8万円の家賃や光熱費や携帯代を払ったら、何も残らないよ。だけど、当時の金に困ったって記憶が1秒もない。なぜなら、仕事がキツくて「金がない」と思う余裕すらなかったからだ。新入社員も育成選手だって同じようなものだろう。彼らが直面するのは、金の不安ではなく、時間の不安である。だって、時間は節約生活できないじゃん。どんどん新卒は入ってくるし。容赦なく迫る育成タイムリミット。あの頃、周りからよく言われたよ。「年俸240万円?騙されてねえか」「やめた方がいい」ってさ。分かってるよ、そんなことは。本人が一番良く分かっている。けど、他に方法がなかったんだ。そりゃあ俺だってドラフト1位でプロ入りしたかったさ。でも残念ながら、坂本や澤村のようにはなれなかった。だから、一発逆転に賭けて育成契約したんだよ。毎年、支配下登録寸止め。今月予定されている2軍戦は残り7試合。ラストは原監督のこの言葉をパクって終わりにしよう。「丸毛、10日間でおまえさんの人生変えてみろ」 See you baseball freak・・・

【神宮球宴遊戯】藤浪が笑い、中田がキレて、谷繁が止める!「オールスター戦はプロ野球夏フェスである」とは?

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ゴメン、オールスターを舐めていた。正直、俺も3試合もやる意味あるのか?とか思ってたよ。で、チケットはヤクルト戦のほぼ倍、バックネット最上段のS席が8000円だぜ。このクソ高い入場料が、NPBに入って加藤サンの給料2000万円に還元されてんだろ。もう行く前からディスる気満々。オールスター死亡遊戯にマジでぶっこむ5秒前。ペナントは数百試合見てきたけど、生まれて初めての夢の球宴生観戦。だってさ、こういうの苦手だったんだよ。みんなで和気あいあいと楽しもうみたいな、ヌルいキャンプファイヤー的な雰囲気がさ。しかも、この10数年間はプロ野球のオールスター戦を真剣に追っていない。テレビの前でガリガリ君を齧りながら、コミック雑誌片手に惰性で眺める程度。俺にはコミックゲームなんていらない。今年はご近所の神宮でやるし、夏祭りに出掛ける心境で冷やかしてやろうと思ってね。これが最初で最後のオールスター観戦だなんてさ。試合開始1時間前に球場に着くと、ホームランダービーの真っ只中。ブランコとバレンティンがドでかい一発を打ち上げていた。まさに神宮花火大会。みんなが空を見上げて、おおっスゲー。ドでかいホームランとパイオツは、いつの時代も俺らのガソリンだ。ドヨめくスタンド。こんなに超満員の神宮球場は久々に見たな。最近は巨人戦でさえ空席が目立つ神宮が、右も左も360度ギッシリ詰まってた。余裕の3万人越えの31816人。もちろんチケットも早い段階でオールソールドアウト。スター選手が集まる球宴には、いまだこれだけのニーズがあるってことか。ヘビー・ユーザー・ピープルとライト・ユーザー・ピープルが程よくミックス。贔屓球団のユニフォーム姿の常連客と年に1度の野球観戦の浴衣姿の一見さん。ウチワを扇ぎながら、弁当を食って、ビールを飲んでまったり野球を見る。それぞれの球団カラーが混じり合う色とりどりのスタンド。ガキの頃、テレビでよく見たあのオールスターの風景そのものさ。試合は菅野、小川、石山、藤浪と原の辰っつあんプロデュースのセ界ルーキーリレー。ハイライトは、セ・リーグ2点リードで迎えた6回二死。藤浪VS中田翔の大阪桐蔭高の先輩後輩対決。初球は大きく外れる山なりの超スローボール。ベンチでは指示を出した大阪桐蔭OBの阪神・西岡が爆笑。これにマスクを被る42歳谷繁も悪ノリで便乗。もう一球続けて超スローボールの現状。なんじゃそりゃあああっ!絶妙のタイミングで打席の中田翔はバットを放り投げマウンドへ。待ってましたと一呼吸おいて、後ろから止めにいく谷繁。たった2球で神宮球場はこの夜一番の盛り上がり。まさにベースボール・オペラ。 3球目からはガチンコに切り替え、ルーキーの直球連発にフルスイングで答える中田。フルカウントから最後は外角高めの145キロの直球で空振り三振。そうね、分かるよ。強面の球界OBは「喝!」なんて予定調和の茶番に苦言を呈するだろう。オールドファンは、真剣勝負こそプロ野球と昭和ノスタルジーに逃げ込むかもしれない。でもさ、このシーンがなければオールスター第2戦はただの貧打戦としてしか印象に残らなかったぜ。代表チームで1ケ月以上行動を共にする選手達に「仲良くするな」っていうのも無理な話さ。 20年前のセ・リーグとパ・リーグだけですべてが完結していた時代とは、大きく状況が変わった。メジャーリーグ挑戦による選手流出、FA制度導入による移籍活発化、さらにWBCに交流戦。時々、無性にあの頃が懐かしくなる。ここが世界のすべてだったあの頃が。悲しいけど、俺らが好きだった男気ロックンロール・ベースボールは死んじまった。プロ野球死亡遊戯。あんたはどうする?って話さ。この期に及んで、巨人独走とナベツネ爺さんに腹を立てて呑気にブーイングかましてる場合じゃないぜ。ゲームは3対1でセ・リーグが勝利。勝ち越し打の阪神・新井兄さんがMVP。 5時間前は夢の球宴をディスってやるぞと思ったけど、真逆の感想だな。オールスター3試合制、悪くないじゃん。日本各地でファン感謝祭を3DAYSやる意味はあると思う。っていうか、メジャー方式1試合の真剣勝負って、今のプロ野球では求められてない気もするよな。それよりも笑いと涙のベースボール・オペラ。谷繁や宮本のベテランバンドに王道スターが顔を揃える88年組。さらに初々しい大谷や藤浪の新人アイドルが一同に集うサマーソニック。お客は色々見れてお得感満載。これって、完全にフェスだよね。オールスター戦は、プロ野球界の夏フェスである。さあ、残り1試合。醒めて、踊れ。 See you baseball freak・・・

【都市対抗遊戯】2014年プロ野球新人王レース大本命投手!JR東日本「ビッグ・ザ・ヨシダを目撃せよ」とは?

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坂本って、まだ24歳だよな。 11年第2戦で3安打、そして昨日の第2戦も3安打。オールスターで1試合3安打以上の猛打賞を2度マークしたのは、長嶋、王、柴田、松井に次いでチーム5人目。って、全員2000本安打プレーヤー。若きスペシャル・ワンがジャイアンツ・レジェンド達と肩を並べた。で、同級生のキン肉マン澤村は札幌ドームの第1戦でMVP。こちらは84年の江川以来、29年ぶり巨人投手2人目の快挙。 2戦目に先発した菅野智之も、90年以降オールスターで先発した7人目の新人投手として歴史に名を刻んだ。 90年、野茂英雄・与田剛。98年、川上憲伸。99年、上原浩治・松坂大輔。07年、田中将大。・・・スゲー面子だな。そりゃあブーイングもされるぜ。また巨人かよってさ。ペナント独走して、オールスターまで目立ちやがってコノヤロー。それくらい今の巨人の若手選手層の充実度はハンパない。だって、宮国や笠原、さらに寝坊野郎・・・じゃなくて中井までいるんだぜ。あとは大田爆発待ち。ついでに超贅沢を言えば、1軍で通用するイキのいい若手投手が出てくればなぁ。なんて、日曜日の昼下がりにテレビを付けたら都市対抗野球が絶賛開催中。お、東京ドーム。準々決勝、けっこう客入ってるな。各チームのベンチ前には、ユニフォーム姿のお姉ちゃんが立ってんだけどマネジャー?いや、マスコットガールやで。えっ、何ガール?スコット・マシソン?クグッてみると、各チーム1名ずつ所属企業や関連会社からべっぴんさんを選抜しますと。(ただ例外もあり、着ぐるみのキャラクターがその役を務める事もあるらしい)テレビカメラもナイスリアクションで一喜一憂するマスコットガールを執拗に追う。さらに、応援団コンクールという表彰もあり、スタンドのテンションはプロ野球以上。高校野球のアルプススタンドは爽やかだが、都市対抗の応援席はカオスだ。日曜日にドーム出勤。気になるのは我が社の野球部よりも、目の前のチアガールのパイオツ。もうヤケクソでしょお父さん。ゴメン。都市対抗野球、舐めてたぜ。スゲー投手がいたんだよ。JR東日本のビッグ・ザ・ヨシダ。吉田一将。191センチ、90キロの23歳超大型右腕。 89年9月生まれ。菅野智之とは誕生日が15日違いの同級生は、日大から社会人球界入りして2年目。もちろん、プロ注目のドラフト候補という情報は知ってたけど、1試合を通してガチで見たのは初めてだ。球速は制球重視で140キロ前後も、とにかくコントロールがべらぼうにいい。内外角低目に寸分狂わず投げ続け、スライダーやチェンジアップは一球たりとも抜けない驚愕の精度。っていうか、8回一死まで完全投球。終わってみれば、2安打無四球9三振の完封勝利。試合後のお立ち台では強気の「準決勝も決勝も投げます」宣言。ハートの方も申し分なし。早くもDeNA高田繁GMは「直球、変化球、制球、テンポのどれもい。間違いなく1位候補」と絶賛。今大会は2試合計17回2/3を投げ、許したヒットはわずか4本。20奪三振。そして、いまだ無四球。超高校級サウスボー松井裕樹(桐光学園)が話題を独占する今ドラフト。確かに話題性と将来性ならTKG松井君推し。だが、即戦力という観点ではビッグ・ザ・ヨシダだろう。大学球界にもこれほどまとまった投手は見当たらない。今大会の快投でドラフト上位候補から1位指名候補へと格上げ。もちろん巨人も獲れたら、澤村、菅野、宮国、吉田の「超世代4本柱」形成ってマジでぶっこむ5秒前。なんだけど、社会人ナンバーワンのプロスペクトが外れ1位で残っている可能性は薄い。そらそうよ。巨人はウェーバー順もラストの方だしさ。この投手、マジ見ておいた方がいいっすよ。クライマックスに突入する第84回都市対抗野球。準決勝は22日、決勝はノープロ野球デーの23日18時プレーボール。東京ドームでビッグ・ザ・ヨシダを目撃せよ。 See you baseball freak・・・

【球宴総括遊戯】勝手にオールスター後夜祭!「ニッポンがプロ野球をワリカンしていた時代」とは?

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NPB夏フェス、終演。いわきグリーンスタジアムでの第3戦はパが3対1で勝ち、1勝1敗1分けでフィニッシュ。 60年ぶりの3試合アーチゼロ。ついでに両チームの得失点差もゼロ。えっ?勝ち越したリーグがドラフトのウェーバー順の優先権を得るんじゃないの?ただでさえ指名順位がラスト近くの巨人にとっては、地味にデカいぜドラフト戦略。と思ったら、今年は抽選で決定だってさ。テレビ中継第1戦、第2戦はテレビ朝日系列。第3戦はフジ系列。本日のフジはかなり控え目だったものの、テレ朝は連日の「二刀流ぶっこみ」。 2013年のオールスター戦は「大谷祭り」として人々の記憶に刻まれるだろう。高卒ルーキーが1番打者として先発出場したのは史上初の快挙。投げては初戦に全13球150キロ超えで1回無失点。誰がどう見ても規格外の天才ルーキー。俺だってそう思う。反面、(仮にスポンサーからの要望があったとしても)ちとテレ朝やり過ぎっていうのも否めない。けどさ、悲しいけどコレ、今のプロ野球なのよね。一言で言うと、「地上波テレビとプロ野球ファンが求めるものにズレ」が発生しちまってる。夢の球宴で夢のない話をすると、少し前まではこれががっつり一致してたわけさ。怪物江川、KKコンビ、落合、野茂、イチロー、松井、松坂。ナイター中継の柱となる看板選手が存在して、作り手はその選手を中心に番組を構成する。で、ファンもなんとなくそれを理解していた。要は、テレビが伝えたいモノと、ファンの見たいモノがほとんど一緒だったんだ。 KK対決、野茂対落合、イチロー対ゴジラ松井。もう泣く子も黙る超ド級のオールスターギミック。正直、今はその世界観が成立しにくい。天才イチローは海の向こうだし、松井はすでに引退しちまったしね。ほんの10数年前までは、イチローが超ヒットを打ってるとか、松井が凄いっていうのは一般常識レベル。巨人のレギュラー選手の顔は、成人男性なら巨人ファンじゃなくてもなぜか知っているあの感じ。もうニッポン全体でプロ野球をワリカンしてたわけさ。人それぞれ金額の大小はあっても、多くの人でシェアしていた。けど、2013年は違う。開幕13連勝の活躍を見せている田中将大でさえ、その成績を知っているのはプロ野球ファンだけだ。ブランコが特大ホームランを連発しているのも、一般家庭のリビングまでは届いていない。 4番キャッチャーとして球史に残る存在の阿部でさえ、週刊誌で宅配屋のシンちゃん扱い。もうワリカンじゃなくて、出す奴だけ超出すプロ野球って感じ。もちろん「プロ野球死亡遊戯」を書いてる俺も読んでるユーも超出す側。だから、ズンドコテレビ中継に怒りを覚えるわけだ。世間=プロ野球って構図が終わってから、世間に向けて番組を作る地上波各局はプロ野球を持て余している。どの層にどう伝えたらいいのか、分からへん。これがCSのプロ野球セットなら、ただひたすらマニアックに掘り下げればいい。でも、地上波で不特定多数の視聴者に届けるには分かりやすさが重要だ。結果、じゃあ最近流行ってる二刀流ぶっこみ。マジか?どんなにデカいパイオツも四六時中見せられたら有り難みが薄れちまう。今、大谷は猛スピードでメディアから消費されている。だから、本人もそれを超えるハイスピードで何らかの結果を求められるリアル。それって、19歳にはちょっと酷じゃねえか?テレ朝さん。絶対に負けられない戦いはまだ先だろ。野球人生もペナントレースもこれからさ。焦らず行こうや、二刀流。さあ、待ちに待った後半戦が始まるぜ。 See you baseball freak・・・

【読売出塁遊戯】脅威の選球眼を持つ男!巨人軍に出現した「四球の巨神兵・坂口真規のありえへん凄さ」とは?

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アンチ巨人がいるように、アンチジブリも結構多い。そうなのよ。俺だってトトロもポニョもダメだけど、今回の「風立ちぬ」は良かったぜ。関東大震災から第二次世界大戦と激動の時代を生きた航空技術者の半生を描いた今作。宮崎駿監督自ら主人公の声役に抜擢した、声優トーシロの庵野さん(エヴァンゲリオン作者)がドイヒー?いやいや、そこがいいんじゃない。 30年前、20代前半の庵野秀明を「風の谷のナウシカ」制作スタッフに抜擢したのは宮崎自身だった。で、庵野が担当したのは、あの伝説的な巨神兵のシーン。今作「風立ちぬ」の主人公は、己の欲望に向かって、ただひたすら愚直にぶっこむヤング・ジェネレーション。宮崎にとって、それは30年前に自分の前に現れた、まだ何者でもなかった庵野の姿だ。ふたりの師弟関係をベースにした今回のキャスティング。ってことはあれさ。「風立ちぬ」は長嶋茂雄と松井秀喜のドキュメント映画みたいなものだ。ジブリファンからはけっこうディスられてる本作だが、逆にジブリ苦手って人こそ観た方がいいッスよ。ついでに、巨人ファンはラストに流れるユーミンの「ひこうき雲」を聴きながら号泣メーン。だって、ミスターとゴジラの素振り特訓シーンが脳内でフラッシュバック。そりゃあ日テレもスポンサーになるぜ。えっ?今日の「プロ野球死亡遊戯」は後半戦開幕特集じゃないのって?巨人のローテは内海、宮国、澤村、杉内、菅野の順番で回すとか、ロペスが2軍で復帰即2安打ネタ。そういうのは明日からいくらでもできるじゃん。今回はジャイアンツ球場に出現した巨神兵の話でもしようぜ。岡崎二軍監督が球団公式ページで「あいつはヤバすぎる」と絶賛したルーキー坂口真規。ドラフト5位入団の186センチ、90キロのビッグサードマン。以前の死亡遊戯でも大田とふたりで「和製バッシュ・ブラザーズ」として取り上げたあの背番号56。そのサカグチがマジヤバいんだって。チーム2位の6本塁打を放つパワー?いや、選球眼がハンパない。 22日現在、2軍のチーム四球数206個の内、43個を坂口ひとりで記録している。だからなんやねんって、コレ超スゲーから。今季257打席で43四球。ちなみにチーム2位はイースタン首位打者争いを繰り広げる橋本到で、232打席中20四球。坂口、倍以上じゃん。結果、打率345のハイアベレージを誇る橋本の出塁率が408。で、打率279の坂口の出塁率が409。なんじゃそりゃあああっ!セ・リーグ四球数トップの阪神・鳥谷でさえ、357打席で56四球。坂口の四球率はそれさえも上回る。さらに4死球もチームトップタイの出塁の鬼。ゴメン、坂口。俺らあんたをパワーだけだと思い込んでたぜ。パイオツデカいからって、あたしのことアホだと思わないでよ。そらそうよ。奴のデカさに騙されてはいけない。今となっては、パワーすらフェイク。堅実なサード守備すら前戯。本当のストロングポイントはその驚異的な出塁率。メジャーリーグでは「四球のギリシャ神」ことケビン・ユーキリスが有名だが、ならば巨人ではネクスト・ネカイ、「四球の巨神兵」坂口真規に注目だ。 2013年夏、巨神兵東京ドームに現る。 See you baseball freak・・・

【読売一発遊戯】後半戦白星スタートで巨人50勝到達!天才・高橋由伸「ナチュラル・ボーン・アーチスト」とは?

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「対戦した投手ではなく、チームメートだった上原浩治投手」高橋由伸は今まで対戦して一番凄いと思った投手を問われると、同級生の名前を挙げた。っていうか、お互い75年4月3日の同年同日に生まれた超同い年同士。ついでにツーケー丸出しの高橋尚成も75年4月2日生まれ。彼らは00年代の巨人軍をど真ん中で支え、38歳となった2013年も現役生活を続けている。上原はレッドソックスのクローザーを務め、尚成はマイナーからのメジャー昇格を狙う日々。そして、ヨシノブは度重なる怪我を乗り越え、今も変わらず東京ドームで美しいアーチをかけ続ける。 24日、後半戦開幕試合の東京ドームは「高橋由伸プレーヤーズ・デー」。試合前には、懐かしのカールスモーキー石井が、グラウンドでヨシノブ登場曲「浪漫飛行」を熱唱。入場時配布のプログラムには、長野からヨシノブへの選手リレーアンケート掲載。休日は何をしていますか?「家族サービスです」一番好きな食べ物は?「冷製パスタです。一番はパスタで次はそば。ラーメンはそこまで好きではないですね」どんな本がオススメですか?「東洋経済やAERA。世界情勢とか社会問題を取り上げている雑誌です」学生時代野球での挫折はありますか?「挫折は無かったです」いやーなんつうか、嫌みな感じが全然ないんだよな。何を言っても息爽やか高橋由伸。永遠の慶応ボーイ。だって俺らが、「好きな食べ物は冷製パスタ」とか言ったら、スカしてんじゃねえってぶっこまれるぜ。でも、ヨシノブなら許せちまう。 16年前、巨人逆指名時はすったもんだあったけど、なぜかダーティーなイメージはほとんどないし。何度故障したって、ヨシノブならいくらでも待つわってさ。本当に不思議なヤローだぜ。松井も上原も二岡も尚成もみんな巨人から去ったが、ヨシノブだけは残った。たぶん、高橋由伸と巨人ファンは「あの頃の巨人軍」を共有しているのだ。お互い色々あったねなんて、テレビの前に座ってさ。いまだに背番号24がホームランを放つと、東京ドームの雰囲気は一瞬にして変わる。さあいけるぞってね。高目のボール球を力技で右中間へ運んだ2号ソロ。ゴメン、その前に長野の右方向へ伸びる12号逆転スリーラン。坂本のレフトポール際への芸術的ぶっこ抜き内角打ち10号ホームラン。阿部の左のワンポイント継投を嘲笑う豪快なライトへの24号ダメ押しツーラン。 8対4と赤ヘルを一蹴し、東京ドームでの対広島戦14連勝。これで両リーグ最速の50勝到達。 7勝目を挙げながら一発病にハマる先発・内海、計8打数無安打に終わった中井・亀井の1・2番コンビ。色々と突っ込みどころはあるものの、ヨシノブのホームランが見れたから今日のところはチャラでしょ。 6番高橋、7番長野、8番ボウカーの「セカンド・クリーンナップ」で計12打数6安打4打点2本塁打。しかも2軍では、左脇腹痛からの復帰を目指すロペスが豪快なホームランで全快アピール。帰って来たエルチャモ、26日からの名古屋遠征帯同にゴーサイン。 3割近くまで打率を上げてきたヨシノブですらレギュラーの確約はない。そりゃあ、強いッスよジャイアンツ。今夜の一発でキャリア通算302本目。俺らは、あと何本、高橋由伸の芸術的なホームランを球場で見れるのだろうか?あの絶妙の角度とスピードでスタンドに突き刺さる、切なくなるほど完璧な一発。中距離打者?いや、中長距離打者でしょ。阿部の打球がズドーンならば、ヨシノブはスパーン。ホームランとパイオツはデカさに加えて、角度も重要なんだ。で、俺らはそいつを拝むだけで、日常の嫌なことは全部忘れられる。その男、天才打者。傷だらけのナチュラル・ボーン・アーチスト。「今日はおまけでここに立たせていただきました」ヒーローインタビューで、背番号24は照れくさそうに笑って見せた。何言ってんだ。あんたは、いつだって主役なんだぜ。 See you baseball freak・・・

【読売先物遊戯】松井裕樹、ハマスタに散る!10年後「巨人・松井のクローザー起用」はあるのか?

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ビール半額ナイター不発。宮国椋丞、2回途中8失点KO。もちろんすべてにおいて自己ワースト記録更新。完璧な立ち上がりを見せた1回表から数分後、6連打を含む打者一巡の赤ヘルぶっこみでジ・エンド。「プロとして非常に恥ずかしい」試合後に原監督は宮国の2軍降格を示唆した。マエケン相手に8点差じゃ東京ドームも悪酔いちまう。ヤフオクの広告直撃100万円ラッキーヒットで表彰された、ボウカーの8号ツーランも今夜ばかりは空砲さ。一塁側の男子トイレでは、ヤケ酒でグロッキー状態のおっちゃんが個室に閉じこもり絶叫していたよ。「ミヤグニなんかバカヤロー」ってね。まあ、これが杉内や内海なら容赦なくディスるけどさ、3年目の21歳って将来に向けての先行投資じゃん。もう大丈夫、やっぱダメ。いやいや今度こそはって。若手を育てるっていうのはこの繰り返しさ。でっかい借りはいつかどこかで返してくれよ。こんな時の為に、ローテ安心保険ホールトンがいるわけだし。宮国のズンドコ投球で敗戦濃厚となり、1軍初マスクを被った河野元貴。 22歳、4年目。育成上がりの背番号95。九州男児のプロ初打席は、マエケン相手に3塁ファールフライ。初めてがマエケンって、初めての合コンで目の前にパイオツ放り出したお姉ちゃん状態だよな。あれっ、テーブルに乗っかってるぞ。ビビりながら、えっいいの?みたいなさ。 2対11のダメだこりゃゲームの数少ない収穫。今夜、河野は少しだけ大人になった。秋のドラフトでキャッチャーが入ってくれば、河野だってボヤボヤしている時間はない。そうなのよ。ここに来て、巨人のドラフト戦略に微妙な変化が見られる。って、スポーツ報知の松井裕樹(桐光学園)を巡る報道がなんか臭い。あれだけ一面で「松井祭り」をかましながら、ここに来て微妙にトーンダウン。絶対1位確定から、評価は不変も1位候補のひとりへ。タブロイド紙では「原監督は捕手の指名を希望している」なんて記事もチラ見せ。そして25日、松井は神奈川大会準々決勝で横浜高校相手に8回10奪三振も2被弾3失点で敗戦。度重なる招待試合で疲労困憊とも伝えられた超高校級左腕の短すぎる夏が終わりを告げた。プロのスカウトは甲子園での肘・肩の酷使がなくなりホッと一息。対照的にメディアは「松井不在の甲子園」に涙目。過去のドラフトで、3年夏に甲子園出場を逃した高卒投手が、4球団以上から1位指名を受けたケースは一度きり。 66年に4球団から指名された、あの江夏豊だけだ。キャリア通算206勝193セーブを記録した伝説のサウスポー。果たして、松井は江夏を超えられるのか?ハマスタで2点リードされた8回裏、松井はありえへんスライダーのキレで三者連続三振を奪った。甲子園で1試合22奪三振の大会記録を持つこの男なら、勝負所で狙って空振りを獲れるだろう。身体が出来上がり、体重と球速が今よりも数キロ増せば、クローザー起用もアリじゃない?例えば、中日はポスト谷繁の捕手指名に注目が集まっているが、岩瀬の後継者候補探しも同時進行中。仮に巨人なら、10年後にはエース宮国からクローザー松井への必勝リレーが見られるかもしれない。なんにせよ可能性は無限にある。宮国も松井も、まだ青臭いガキさ。安心しな。大人ってけっこう楽しいぞ。 See you baseball freak・・・

【読売胡椒遊戯】巨人先発野手全員安打でロペス復帰試合勝利!「松本哲也と脇谷亮太の短すぎる夏」とは?

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こういう野球人生もあるのか。藤井秀悟、36歳。 26日、甲子園での阪神戦に先発し、7安打1失点完投勝利で6勝目を挙げた。今季、対阪神戦は1完封を含む3完投で4勝目(1完封を含む3完投)の虎キラー。巨人に在籍していた11年シーズンは、1軍でわずか1試合の登板に終わった男がハマで華麗に復活。正直、村田のFA人的補償で藤井が決定した時は、巨人ファンも「藤井どうぞ」って雰囲気だったよな。それが移籍後2年間で、すでに13勝。ゴメン、ジーフ。これからも虎狩り頼んだぜ。ナゴヤドームでは、そのムラタさんが3回に勝ち越し2点タイムリー2塁打。 3回と4回にそれぞれ3点ずつ奪い、中日先発・大野をKO。なんだけど、キン肉マン澤村も自己ワーストの7四球ズンドコピッチで、4回途中2失点KO被り。なお満塁で2番手・福田が平田にセンター前タイムリー、と思ったらショート坂本がファインプレー。最近、背番号6の守備の上達具合はマジハンパない。スペシャル・ワンは打っても3安打の固め打ち。最終回に寸止め守護神・西村が1点を失うも、6対3の完勝ゲーム。福田は今季初勝利。打線は先発野手全員の14安打を記録し、1ケ月ぶりのロペス復帰試合を派手に祝った。 6番ロペス、7番ボウカーがともにマルチヒット。2番矢野、4番阿部も同じくマルチ。ヨシノブ、谷をベンチに残したまま勝つ横綱相撲。ドスコイ、ロペス。やはり、この男の存在はデカい。食卓における故障じゃなくて、胡椒みたいな選手だ。アベ醤油、サカモト塩、チョーノ味噌、ムラタマヨネーズ、ボウカーケチャップ。ならば、ロペスは味と打線にグッと厚みを持たせる黒胡椒。いやぁ、シェフ原も腕の見せ所だぜ。ベンチには豪華な調味料がズラッと並んでいる。何をどう使うかは監督次第。さぁ、虎や鯉や燕をどう料理するかってね。俺らは、東京ドームの座席で出された料理をじっくり味わえばいい。昨日は序盤の大量失点で半額スープも冷めちまったけどさ。一夜明け、その2回8失点の宮国が二軍降格。同じくグダグダながらも2失点で凌いだ澤村と、あっさりボコられた宮国。パイオツを目の前に粘るバツイチ男と、あっさり諦める純情可憐なカントリーボーイ。これが今のふたりの経験値の差だろう。まあ、じっくりやろうやエスペランサ。21歳ですべてがうまくいったら、逆に退屈すぎるぜ。って、この間1軍に上がったばかりの松っちゃんと脇谷も同時降格か・・・。厳しいねぇ。12球団で最も熾烈な1軍ベンチ枠争い。亀井が調子下降気味なだけに、松本にもチャンスと思う間もなくジャイアンツ球場Uターン。脇谷はウリの「打てるセカンド」の座を23歳の中井に奪われ、昇格後わずか3試合で1軍生活終了。悲しいけど、彼らは20代前半の若手選手ではない。 29歳の育成出身の外野手と32歳の故障上がりの内野手。脇谷が経験した育成リハビリからの支配下再登録コースで、今季も星野真澄が支配下復帰。 2年前、「巨人育成の象徴・松本の放出はない」と書いた時とは、育成枠の意味合いも大きく変わった。今後は23歳トリオの中井大介、立岡宗一郎、橋本到らがふたりの出場機会を奪うだろう。もちろん、「ドラ1コンビ」大田や藤村もマジで1軍ぶっこむ5秒前。脇谷はユーティリティ枠・古城のシゲちゃんの後釜を狙うには、守備がちとズンドコ。外野守備範囲の広さは誰もが認める松本も、原監督のビッグ・ベースボール路線では働き場所が限られる。ヤングアダルトの憂鬱。何も言えなくて夏。力があるのは分かってる。けど、その力を発揮する場所がない。そんな時、三十路男はリアルに転職を考える。藤井秀悟のように、外に出ることで松本や脇谷が光るならば。その時は、俺らも覚悟を決めて見送るまでだ。 See you baseball freak・・・

【読売相乗遊戯】四球地獄も一発天国で巨人連勝!村田修一と中井大介「若手を育てるFA補強」とは?

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巨人軍四球死亡遊戯。昨日は澤村が4回途中7四球で交代。今日は杉内が1点リードの5回途中3連続四球で降板。さらに、2番手・福田は投じた9球中8球がボールというズンドコピッチで2連続押し出し四球。あっさり逆転を許し、なんと5者連続与四球はプロ野球ワーストタイ記録。マジ強いよな、巨人。だって、この屁みたいな内容で負けないんだぜ。 3番手「青木がよく止めました」からの、相手の隙を付くカメイ・ムーン・ウォークで一塁から長期ホームイン。あ、ゴメン。その前に6回表、中井がど真ん中の直球を左中間へ3号逆転スリーラン。「あのパワーはプロの中でも上位」「あそこで代打を出すようなら、スタメンで使っていないよ」試合後、原監督もドスケベな顔で嬉しさをかみ殺しながら中井ぶっこみ。いやいや、ムラタさんだって負けてないぜ。ラッキーセブン、内角低目をすくい上げ軽々スタンドイン。ダメ押しの12号ツーラン。ヤバイ、まるでハマのキングを張っていた頃の村田のようだ。 7月は打率410、4本塁打、17打点。脅威のOPS1.214。巨人移籍後最高の状態。月間MVPいけるでしょコレ。とか言ってたら、ロペスにも復帰後初ホームランが飛び出しドラゴンKO。終わってみれば、青木、高木京、マシソン、アコスタのリリーフ陣は無失点投球で9対3の圧勝。先発投手がことごとくベロベロながらも、後半戦3勝1敗。 4試合計25得点8本塁打の猛打爆発。DeNAに連敗した2位阪神とも気が付けば4.5ゲーム差。このナゴヤシリーズから、ついに長野が1番復帰。中井大介は「8番セカンド」として先発出場。懐かしいよな。6年前、61番の先輩・坂本勇人も最初は8番打者から始まった。いわば、原巨人の「若手出世打順」。今季41試合出場、打率300、3本塁打、13打点、1寝坊、OPS758。昨年まで5年間で通算73打席しか1軍経験のなかった男が、今シーズンだけで128打席を経験。ちなみに大田は1軍通算139打席で打率202、橋本は57打席で打率143。一時期レギュラーを掴んでいた藤村は、24歳としては特盛りの707打席も打率230。みんなズンドコ。そらそうよ。やっぱ若手育成は我慢と贔屓だよな。いいと思った選手をどれだけ過剰にぶっこめるか。で、重要なのは、勝ってる時にこそ育成チャンスってことさ。一般企業だってそうだろ。業績好調の春は、若い新入社員を多目に採用。逆に売り上げ不振なら、人を育てている場合じゃない。仮に今年の巨人が開幕ダッシュに失敗していたら、若い選手をこれだけ起用する余裕はなかっただろう。 FA補強が若手育成を邪魔をする?ちげーだろ。若手を育てたけりゃ、まずはベースとなるチームから構築しなければならない。村田や杉内が土台を支えているからこそ、その上で中井や笠原が好きにやれる。これだけクリーンナップと両助っ人が好調ならば、8番はチャレンジ枠で若手起用。オガラミがバリバリだった頃に、8番ショート坂本をぶっこんだようにね。 FA補強と若手育成は相反するものじゃない。コインの表と裏、パイオツの下乳と横乳みたいなものさ。村田がいるから、中井を使える。中井がいるから、村田も負けじと打ちまくる。結果、独走ペナントレース。さあ、今年のストーブリーグは誰を狙おうか? See you baseball freak・・・

【読売屋内遊戯】ナゴヤ3連勝で巨人今季最多の貯金21!菅野智之「球界最強のドーム・マスター誕生」とは?

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菅野智之と柿谷曜一朗は同い年である。ともに23歳。そして、チームの大黒柱。菅野が巨人ローテを救った数時間後、東アジア選手権の韓国戦で柿谷は2ゴールを決め、日本初優勝に貢献。その男、凶暴につき。菅野は猛烈にディスられながらも浪人生活を送り、柿谷は素行不良で一度所属チームを追い出された。彼らはグラウンド上で時に不遜に笑う。味方や相手チームどうこうではなく、世界に向けて笑っているのだ。見たか、コノヤロー。俺は間違っていなかったぞってさ。怪物・菅野智之、天才・柿谷曜一朗。今、時代はダークヒーローを求めている。 28日、サンデー・スガノ・フィーバーinナゴヤドーム。あっ、ゴメン。いきなり死亡遊戯始まってるから。後半戦初登板の菅野は、序盤からハイテンポの省エネ投球。カーブを効果的に使い、凡打の山を築く。 3、4、5回と3イニング連続ダブルプレーと要所を締め、代名詞の奪三振は2回以降はゼロ。リードする阿部も1.5倍速のハイスピード返球。ほら来い。どんどん来い。久々に菅野はノッた。巨人打線は中日先発・山井を攻めあぐね、絶好調ムラタさん2犠打もボウカーの犠牲フライの1点のみ。それでも、今日の菅野は1点あれば充分だった。 7回終了時、わずか85球の2安打投球。マジで完封ぶっこむ5秒前。もう1点あれば間違いない。8回表、二死満塁。打席に入った菅野は慎重にボールを見極める。「代打・高橋由伸」ええっ?パイオツーボールから代打っすか?辰徳おじちゃん、じゃなくて原監督。「あそこは攻撃に転じた。由伸にはツーボールになったらいくと。予定通りですね」試合後、ドヤ顔でコメントする原の辰っつあん。まあ、結果的に由伸凡退も、山口と西村がなんとかゼロに抑えて勝ってる訳だからね。一歩間違えば超ディスられていたズンドコ采配。今シーズンの原監督の勝負運はマジハンパない。これで菅野はチームトップの9勝目。ドーム球場、いまだ無敗。今季17試合の先発登板の内、9試合が屋内球場(東京ドーム7、ヤフオクドーム1、ナゴヤドーム1)。その通算成績が、6勝0敗、防御率1.83。なんと今季9勝の内、6勝をドーム球場で荒稼ぎ。プロで負けたのは、神宮球場とQVCマリンのみ。つまり、屋根があれば菅野は負けない。23歳、超インドア派投手。だから甲子園じゃ簡単に打たれるんだよね。って次の阪神戦は来週末の東京ドームやで。巨人が菅野の快投でドラゴン3連勝をかち食わした数時間後、DeNA三嶋一輝が阪神相手にプロ初完封。ヤクルト小川と同じく、三嶋もドラフト2位ルーキー。菅野にとって新人王だけでなくタイトル争いのライバルでもある。ハーラートップは11勝の小川、最多奪三振も三嶋が105個で菅野103個を追い抜いた。ったく、どんだけルーキーの当たり年なんだよ。これで、首位巨人と2位阪神はついに5月5日以来の5.5ゲーム差。巨人の貯金も今季最多の21となり、いよいよヤバイ感じになって来た。ついでに逆の意味で亀井もヤバイ。後半戦18打数無安打。っていうか、15日以降26打数無安打。本日も1番長野、2番亀井が計10打数無安打。まあ3番以降は全員好調なだけに、好不調の選手が分散されていいんじゃない。夏が終わる前に、セ・リーグのペナントレースは終わろうとしている。 See you baseball freak・・・

【読売松井遊戯】ドント・ルック・バック・イン・マツイ!大田泰示よ「55番を振り返るな」とは?

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特注のオープンカーと普通のゴルフカート。それが日米両国の松井秀喜に対する距離感だ。東京ドームの国民栄誉賞授与式とヤンキースタジアムの引退セレモニーの雰囲気は、あまりに対照的だった。ミスターと並んで座り、ライトアップされた球場内をオープンカーで回った東京。腹の出た係員のオヤジが運転する超普通のカートで登場したニューヨーク。首相がスピーチかます厳かな儀式と昔のチームメート達とハグするフランクな送別パーティー。別世界だよな。堅苦しい着物姿のお見合いとパイオツ丸出しのバーベキュー合コンくらいノリが違う。長嶋茂雄の幻想を託され、王貞治の本塁打数まで背負った巨人時代のゴジラ松井。そして、伝統のピンストライプを着て、一選手として白球を追ったヤンキースのヒデキ・マツイ。恐らく、松井は「普通の野球選手」でいられる、ニューヨークの雰囲気が心地よかったのではないだろうか。思えば、甲子園の5打席連続敬遠から巨人の50本塁打まで、ずっと究極のスペシャル・ワンだったもんな。俺らは、あんたのホームランに最後のプロ野球黄金時代を見ていたんだ。勝手なことばかり言って悪かったな。ご苦労さん。しばらくゆっくりしてくれよ。と思ったら、29日付のスポーツ報知一面では「松井、来春巨人特別臨時コーチ」ぶっこみ。宮崎キャンプで12年ぶりの巨人復帰計画。まあ、焦んなよナベツネさん。松井はこれまでの使い古された文脈では語れない男だ。だって、過去の巨人監督依頼は、基本上からの「ヤラせてやる」スタンス。けど、今回初めて「ヤッてください。お願いします」の下から読売状態。ワールドシリーズMVPの金看板の前には、巨人監督の座も霞んじまう。決定権はナベツネじゃねえ。松井にある。「たかが選手」じゃなく、「たかが会長」。笑えるね。ドン・ナベツネがただの爺さん扱いだ。それだけ、55番は偉大だったって話さ。で、もうひとりの55番はどうしてるって?眠れるハイブリッド・モンスター。大田泰示、23歳。今シーズンは開幕一軍を勝ち取るも、右太もも裏肉離れで戦線離脱。ゴジラセレモニー直前の5月2日に無念の登録抹消かましてドームバックレ。今季1軍成績、28打数5安打の打率179。悲しみの本塁打ゼロ。ヤバイ今年もダメかと思ったら、7月に入るとイースタンで3試合連発の固め打ち。ここまで2軍チームトップの7本塁打を放っている。 29日、極度の打撃不振に喘ぐ亀井善行が登録抹消。 6連戦の先発要員補充が濃厚だが、代わりの外野手として橋本や大田の1軍招集の可能性もゼロではない。高卒5年目、春には巨人大学卒業済み。つまるとこ大卒ルーキーと同い年。昨季終盤は一瞬レギュラー定着し2本塁打。今シーズンも1軍でなんらかの結果は欲しいところだ。だって、仮に松井がコーチとして巨人に戻って来たら、新旧55番として嫌でも注目を浴びちまう。背番号55を返還しますって言っても、松井のキャラ的に「もうオオタくんの番号」と断る気がするしさ。返上したらしたで、55番の重みに潰された男としてディスられるだろう。ったく、清武のおっちゃんも余計なことしてくれたぜ。大田よ、松井を振り返るな。後ろじゃなく、前を向けば、この間までジャイアンツ球場で隣にいた中井大介の背中が見えるだろう。ボヤボヤしていると置いていかれるぜ。永遠に大田を悩ます背番号55と偉大なるマツイ。そうだな。ナベツネさん、今すぐマスコミに向かって吠えてくれ。「たかが番号でガタガタぬかすな」ってさ。 See you baseball freak・・・

【読売理想遊戯】橋本到、鮮烈再デビューで巨人貯金22!ついに実現した「巨人ファン理想のオーダー」とは?

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いまやハシモトと言えば、徹よりも橋本愛。いやぁ「あまちゃん」のユイ役、ハマり過ぎ。地元にああいう不貞腐れた綺麗なヤンキーの先輩いたよね。もちろん俺らの破壊王・橋本真也も忘れちゃいない。東京ドームで「時は来た」ってね。 30日、6時30分試合開始のロクサンマルナイターは、巨人のハシモトこと橋本到が主役だった。打撃不振の亀井と入れ代わりで、1軍昇格即「2番ライト」スタメンぶっこみ。先発・内海が2回にヤクルト畠山に先制ソロを食らい、眠れるエースは今夜もダメかと思った3回表。内海は自らのエラーで無死1・2塁のピンチを招くと、1番山田がライトフライを打ち上げる。距離は充分。当然、二塁ランナー川島はタッチアップで三塁へ。悠々セーフで一死1・3塁と思いきや、ライトを守る背番号32が伝家の宝刀レーザービーム。噂の東北のイチロー。下からグィーンと伸びる球筋に寸分狂わぬ刹那のコントロール。マジか?三塁に滑り込んだ川島は楽々タッチアウト。送球を受けたサード村田もあまりの強肩ぶりに、思わず「ナニ?あいつ」のナイスリアクション。このファインプレーによりピンチを乗り切った内海は、その後も持ち前の粘りの投球で追加点を許さない。今夜は打っても橋本爆勝宣言。第2打席、レフトフェンス直撃の2塁打で出塁すると、5番村田のタイムリーで逆転のホームイン。なんと全5打席中、2安打2四球と4打席出塁。ついに何度も跳ね返され続けて来た1軍の壁をブレークスルーした。ゴメン、気が早いね。とりあえず、ちょい越えの第一関門突破。栄光のパイオツはまだ先だけど、とりあえず好感触で次のデートのアポは取ったあの感じ。ようやく、ここまで来たんだ。シーズン序盤は打率091と不振に喘ぎ2軍Uターンも、イースタン2位の打率348、OPS881を記録。誰にも文句を言わせない数字を手土産に約3ケ月ぶりの1軍帰還。精悍に日焼けし、体重も4キロ増えたニューハシモト。今度は脅威のヒットマシーンとして再デビュー。ご無沙汰の夜に燃えた23歳が、生まれて初めて東京ドームのお立ち台から「最高です」。 4対1でチームは勝利し、今季最大の貯金22到達。内海8勝目、阿部敬遠後のムラタさん逆転タイムリー、長野3安打に坂本ダメ押しタイムリー。けど、東京ドームが最も湧いたのは橋本到のライトからのあの送球。正直、今夜の巨人のスタメンを見た時、震えたね。だって、プロ野球チームとして理想のメンバー構成に近づきつつあるから。 1.長野久義センター(28歳、09年1位) 2.橋本到ライト(23歳、08年4位) 3.坂本勇人ショート(24歳、06年高1位) 4.阿部慎之助キャッチャー(34歳、00年1位) 5.村田修一サード(32歳、11年FA) 6.ホセ・ロペスファースト(29歳、13年外国人) 7.ジョン・ボウカーレフト(30歳、12年外国人) 8.中井大介セカンド(23歳、07年高3位) 9.内海哲也ピッチャー(31歳、03年自由枠) ドラフト1位、FA、助っ人、ドラフト中位〜下位選手。バランスよくフルコンプ。年齢層も申し分ない。上から読んでも山本山、下から読んでも山本山。そんな絶妙なオーダー。全盛期を迎えつつあるスペシャル・スリー、脂の乗り切ったギラギラのムラタさんに助っ人組。そこに中井や橋本といった2軍直送の叩き上げの若手選手が、グッドタイミングで絡んで来た。巨人軍黄金時代はマジ近い。・・・なんだけど、当然誰かが出てくれば、誰かがはじき出される。悲しいけどコレ、プロ野球なのよね。橋本とタイプがモロに被る松っちゃんはもちろん、同世代の藤村や立岡も今のままではちとヤバイ。 2軍で打率3割5分と打ちまくることで橋本はチャンスを掴んだ。ならば、彼らもそれと同等のインパクトを持つ「何か」を首脳陣に提示しなければならない。それって、同時に「何を」武器にプロで戦っていくか示せってことだ。足が速いとか守備が上手いとか漠然したものじゃなく、数字で、結果で見せてみろって。 7年目の坂本はひとり旅、6年目の中井が寝坊から飛び起きて、5年目橋本もついに目覚めた。いよいよ、ジャイアンツ球場と東京ドームの壁はなくなるぜ。おまえも乗り遅れんなよ、大田泰示。 See you baseball freak・・・

【読売同期遊戯】巨人7月は14勝6敗で独走モードへ!笠原将生「2008年組投手のたったひとりの生き残り」とは?

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プロ野球のヒーローインタビューは、映画におけるエンド・クレジットみたいなものである。毎回同じようなことしか言わないのに、観客は最後まで席を立たず、じっくり余韻に浸る。「あのシーンが良かったなあ」なんて東京ドームでピロートーク。そんなナイスゲームや名作には年に数回しか出会えない。ゴメン、俺だって大抵は出口にダッシュさ。しかも、やたらと長いロングゲームならなおさらね。今夜も東京ドームは6時30分開始のロクサンマルナイター。なんだけど、正直この企画微妙よね。観客動員数も目立った変化はなし。去年は19時試合開始も終了時間が遅くなり過ぎて、今シーズンは30分前倒し。って、巨人先発・笠原のフラフラピッチで初回終了時にすでに東京は夜の7時。制球に苦しむ新爆弾貴公子、炎上寸前。 1、2回と連続で満塁のピンチを招くもギリ無失点で切り抜け、3回はようやく三者凡退。 4回には森岡に先制ソロを浴びるも、その直後に味方打線が一挙4得点のびっくりビッグイニング。満塁で4打数3安打4打点の「新満塁男」中井大介が、しぶとくライト前へ落とす逆転2点タイムリー。さらに笠原自身も右中間へ2点タイムリー3塁打をかっ飛ばす。プロ初安打を放ち、塁上で高校球児のような派手なガッツポーズをかます背番号63。これで完全にノッたね。5回は強気で直球、直球、バレンティンにドーン。キング独走の34号を左中間へ運ばれ、続く川端にもライトポール際へあわやの大飛球。アカン。完全にスタミナ不足。直球はことごとく高目に浮き、球速も序盤より3キロ前後落ちている。 5回、ジャスト100球で降板。4安打4四球4三振2被本塁打2失点。ゲームはその後、ムラタさんの7月20打点目の月間MVP濃厚タイムリーで追加点。 6回には今夜も「2番ライト」でスタメン出場の橋本が、三遊間を抜くダメ押しの一打。自身キャリア47試合目でプロ初打点を記録した。結局、毎度のアコスタ、マシソン、山口、西村と繋ぎ、ゲームセットは夜の10時過ぎ。 6対3。なんか中盤以降はダレた雰囲気も意外と接戦だったのねなんて、巨人ファンは風呂に直行。今季5度目の5連勝。今季最多の貯金23。2位阪神とはついに6.5ゲーム差まで広がった。お立ち台は3安打猛打賞の23歳・中井と、今季先発初勝利を挙げた22歳・笠原のヤングジェネレーション。昨年は9月に阿部にディスられながらもプロ初勝利を手にした笠原は、早くも今季4勝目。なにげにキン肉マン澤村と勝ち数並んでるやん。で、どうよ?先発投手・笠原将生。もちろん楽しかったぜ。俺らはローテもパイオツも谷間が大好きだもんな。 08年ドラフト5位入団。昨日のレーザーラモン橋本到は同年の4位指名。もちろん1位は大田泰示。全員、ピチピチの18歳。この年に指名された6選手と育成指名4選手の内、今も巨人に残っているのは彼ら3人だけだ。 2位宮本武文、3位斎藤圭祐も同じく高卒投手だったものの、昨年限りで退団。育成入団の2投手も既にユニフォームを脱いでいる。つまり、笠原は同期入団投手との4年間に渡る競争に、ただひとり勝った男。ジャイアンツ球場の熾烈なサバイバルに比べたら、目の前のピンチなんて屁みたいなもんさ。あのガタイのデカさとハートの強さと球の威力は、やっぱクローザーとして育てたい気もするんだよな原監督。ついに1軍に定着しつつある花の2008年組。同年の育成ドラフト選手、カズ山本(Bs)と福元淳史(SB)も新しいチームで己の働き場所を見つけた。そして、秋の日本シリーズでは、あいつが待っている。現在、パ・リーグ首位を快走する楽天イーグルスの背番号68。仲澤広基、26歳。そう、ボンバヘッド中沢。いやいやサッカーちゃうがな。08年巨人ドラフト6位指名選手。巨人では出番に恵まれなかったものの、昨オフ楽天へ移籍すると、新天地でプロ初出場を果たす。開幕直後に1軍昇格、守備固めと代走中心で渋い働きを見せるも7月31日登録抹消。もう一度、這い上がってこいやナカザワさん。おまえが5位で、俺が6位入団。それでも、お互いなんとか生き残った。あんたが可愛がっていたあの目つきの悪いノッポの18歳が、巨人のブルペンに欠かせない投手になったぜ。日本シリーズの同期会、楽しみにしているからさ。 See you baseball freak・・・

【読売買物遊戯】代打・高橋由伸サヨナラ打で巨人6連勝!阿部慎之助が「毎晩、楽天を研究している理由」とは?

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人は本当に疲れた時、ネットショッピングにハマる。ぼーっとテレビを眺めていても、いまいち内容がアタマに入ってこない。かと言って、ガチで映画を観たり、パイオツを妄想したり、本を読むのはそれなりのパワーがいる。あぁ、最近忙しくて買い物してねぇな。なんて今宵もワンクリックショッピング。巨人のキャプテン阿部慎之助も毎日寝る前に洋服を物色ナイト。もうすっかり楽天プラチナ会員。仮に日本シリーズで楽天と対戦したら、阿部はすっかりお得意様。いや、そういうことじゃないだろう。宅配屋のシンちゃんが逆に宅配してもらう日々。ゴメン、そこにぶっこむのもやめておこう。「きりがないので、すごく高い服とかを見て「これは買えないな」って納得して寝るようにしています」球界最高給の年俸6億円でも買えない服ってなんやねん。東京ドームで阿部慎之助プレーヤーズデープログラムを眺めながら、背番号10が背負うもののデカさを痛感した。「日本人が一人もいないような田舎に住んでみるのもいいかなって思ってます。そんな場所でゆっくりしたい」そりゃあ、キャプテンも疲れるぜ。ヘロヘロの先発陣をリードし、最近は若手投手を叱咤激励の毎日。中井や橋本が活躍したら、4番打者が打たなきゃ格好付かないし。で、本当に打っちまうんだもんな。苦手のヤクルト石川から25号逆転ツーラン。これで東京ドーム通算本塁打数176本は小笠原を抜き、ついに単独トップ。さらにマシソンと山口を休ませたノーコン・ズンドコリリーフ陣を懸命にリード。もう圧倒的にスゲーよ、あんたは。誰がどう見ても日本最強プロ野球選手だ。ゲームは今季東京ドーム初先発の小山雄輝が4回まで完全投球。味方打線は2回中井、3回ムラタさんと7月絶好調コンビのタイムリーで8月もスタート。こりゃあ、勝ったなと客席がビール半額ナイターを堪能したのも束の間、 5回に先頭のバレンティンを歩かせて初のランナーを出すと、続く畠山にライトへ同点ツーラン。ええっ、被安打1で2失点?昨日の笠原は4安打4四球で2失点だぜ。 24歳の小山に圧倒的に足りないのは1軍での実戦経験。 2軍の打者なら簡単に振ってくれるフォークも、1軍じゃ見極められてカウントを悪くしちまうリアル。仮に今後ローテから外れるとしても、中継ぎでもいいから上で起用し続けるべきだ。鉄は熱いうちに打て。メールは合コン当日の夜にしろ。少しくらい下手打っても俺らがなんとかしてやるから。こんな時こそ阿部と村田のAMB二者連続弾で一気に勝ち越し。って、フクちゃんかよ。3点リードした6回表、全国2000万人の巨人ファンが総ツッコミ。先頭・山田を歩かせた小山から2番手福田にスイッチ。ナゴヤでストライクすら満足に入らなかった背番号29は今夜も逆球連発で即炎上。代わった直後に上田にツーランを食らい1点差。バレンティンには打った瞬間のレフト上段への冗談みたいな特大同点ソロで5対5。ゴメン、今年のフクちゃんは厳しいっす。ここからの巨人の継投はマジスリリング。 3番手高木京介は8打者に対して4四球の荒武者ピッチ。で、8回二死1、2塁の一打勝ち越しの大ピンチでは、なんと辰っつあんチョイスはアコスタ。マジで終わった5秒前の巨人ファンは覚悟を決めるも、宮本さんを二塁ゴロ。超ラッキー。凄まじい強運ぶりを発揮する原采配。最終回はピンチチラ見せ守護神西村が今夜も三塁までランナーを進めるも、なんとか無失点で凌ぐ。 9回裏は先頭の長野がセンター前ヒットで出塁、橋本が送り、本日4打数4安打の坂本は一ゴロで二死3塁。もちろん4番阿部は敬遠。続く村田の代走で5番に入っていた鈴木に代わり、代打イシイ・オブ・ゴッド。アレ?今日から石井と谷は一緒に2軍落ちネ・・・。というわけで、ブランニュー左の代打の切り札、高橋由伸登場。次打者はロペス。ベンチには古城と井野を残すのみ。どうする?敬遠で満塁策?ノーモア・ケイエン。ミーは勝負だとバーネットが投じたド真ん中の直球を、舐めんなよとセンター前に落としてサヨウナラ。阿部とヨシノブが1、2塁間でジャンピングハイタッチ。あとはお約束のナイン総出のぶっかけ祭り。チームは6連勝で貯金24に到達。2位阪神とは今季最大の7.5ゲーム差。ってこれだけ離れちまうと、週末GT3連戦を前に首位攻防戦死亡遊戯。明日、明後日と連勝すれば土曜日にも先走りマジック43点灯。なんか、巨人ファンとしては複雑だよな。死ぬほど楽しかった修学旅行があっという間に終わっちまうあの感じ。あぁ、次の祭りは秋のクライマックス文化祭かってさ。さて、ゆっくり風呂に入って今夜も楽天でお買い物だな、阿部キャプテン。 See you baseball freak・・・

【読売予備遊戯】宮国7回3安打無失点、大田9号アーチで巨人快勝!プロ野球「この2軍チームがすごい」とは?

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伝統の一戦にして、首位攻防戦・・・のはずだった。この試合のチケットが一般発売された翌日、6月9日に巨人は2位陥落。それが、いまや7.5ゲーム差をつけての首位独走。こりゃあ面白くなったぞと張り切ってチケを確保した巨人ファンは拍子抜け。対照的に阪神ファンは敵地東京ドームに乗り込み、マジで3連勝ぶっこむ5秒前。どちらか一方だけ、ヤル気満々の合コンがいまいち噛み合わないあの感じ。正直、俺だって隣の後楽園ホールでやっていた新日本プロレスのG1を見に行こうかと思ったよ。セ・リーグ防御率トップのスタンリッジに散発3安打の完封負け。あ、ゴメン。あまりのズンドコゲームに結果から書いちまった。 0対4。今季チーム7試合目の完封負け、その内4試合が阪神戦。で、2試合はスタンリッジ。 6回裏、唯一のチャンスも2塁ランナー坂本が三盗失敗。一死2塁、打席に4番阿部で走るってどうよって、2013年はそういう野球で勝って来たわけだからさ。今夜はベンチがその勝負のタイミングを見誤った。それだけさ。巨人先発・澤村は、初回のマートンに打たれたタイムリー以降はほぼ完璧な内容。 8回2安打1四球2三振1失点。113球のキン肉ドライバー。セ・リーグ2位の防御率2.45、同5位の投球回114、同4位の奪三振101。先発投手としてはリーグ屈指の安定度。なのに、今季17試合に先発して悲しみの4勝7敗。今、背番号15はセ界一ツイていない投手だろう。普段からディスられることも多い澤村、3年目の25歳って小山や笠原とほぼ同世代だぜ。まあ開幕15連勝の田中マー君と比較しちまうとアレだけど、若手投手としては申し分のない成長曲線じゃん。開幕投手の宮国なんか、2軍夏期講習中だからね。繊細な高級マンゴーじゃなく、ゴーヤのように野生的に育てるべきなんて原監督にダメ出しされた21歳。 2日、ファーム交流戦の中日戦に先発した宮国椋丞が、7回3安打2死四球4三振の無失点投球。あの伝説の10.8決戦の舞台となったナゴヤ球場で復活への第一歩を記した。打撃陣は、4番ライト大田泰示がチームトップの9号ソロを逆方向の右中間スタンドへ。今、巨人2軍の面子がマジすごい。今日の試合も1番から立岡、松本哲、藤村と1軍経験者が顔を並べ、4番はハイブリッドモンスター大田。 5番レフト亀井、6番ファースト小笠原の元1軍クリーンナップコンビ。 8回には代打イシイ・オブ・ゴッド登場。リリーフでは30歳・越智大祐がマウンドへ。お手軽に回転寿司を食いにいったら、高級ネタが次から次へと出てくる嬉しいサプライズ。ちょい鮮度は落ちてるけど、もはやほとんど東京ドームちらし寿司っすよ。さらにキャリア通算1921安打の谷、開幕シリーズのヒーロー脇谷、右肘手術からの復帰を目指す久保裕也。トドメは、あの3億円右腕、デニス・ホールトンも2軍ローテにすっかり定着。って、定着したらアカンやろ、デニス。この際、育成を無視したガチオーダーを死亡遊戯チョイスで勝手に組むとヤバイ。 1番.(6)藤村大介 2番.(8)松本哲也 3番.(9)亀井善行 4番.(3)小笠原道大 5番. DH 谷佳知 6番.(7)大田泰示 7番.(5)坂口真規 8番.(2)加藤健 9番.(4)立岡宗一郎代打.イシイ・オブ・ゴッド、脇谷亮太 P.デニス・ホールトン、宮国椋丞これ、2軍じゃなくて、1.5軍レベルだよね。そりゃあ元メジャーリーガーのロペスが「こんなに選手層の厚いチームは見たことがない」なんて驚愕するぜ。残念ながら、今年の夏は毎年恒例のイースタン東京ドームナイターが開催延期。だったら、もうジャイアンツ球場に行くしかないでしょ。よみうりランドのプールとビキニとかき氷とガッツのフルスイング。今年の夏休みはコレで決まりさ。 See you baseball freak・・・

【読売相談遊戯】村田、ロペス、中井の一発攻勢で猛虎に逆転勝利!巨人軍の「プロ野球界で最も贅沢な悩み」とは?

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東京ドームはペナント夏休み中。今日負けても5.5ゲーム差、そんな市民プールのようなユルい雰囲気が充満するサタデーナイター。ゲームは初回、阪神マートンの8号先制ツーランで幕を開ける。巨人先発・杉内はこの一発で早くも今季10被本塁打目。と思ったら、ノウミサンも村田とロペスに連続本塁打を食らい今季14被本塁打。なんと、セ・リーグで最も一発を食らっているのはこの虎のエース。クールに見えるノウミサンだが、超積極的な打撃から分かるように実はツンデレ投手。で、強気に直球で攻めたところを狙い打ちされスタンド・イン。その後は杉内がフラフラながらもなんと凌ぎ続けるも、6回に藤井のスクイズで勝ち越しを許す。杉内は6回8安打2四死球5三振。よくこれで3点で収まったなという内容で降板。それでも、今年の巨人打線はハンパない。先発野手で最も打率が低いのが昨年最多安打の長野で254ッスよ。リードされた直後の6回裏、坂本、阿部、村田のクリーナップ三連打でたちまち同点。で、ラッキーセブンに8番中井がレフトへ4号目覚ましソロをぶち込み決勝点。最後はやっぱり西村劇場でハラハラ辰徳ドキドキ川口のエンディング。 2番手マシソンは回またぎ。8回途中に登板した決して本調子とは言えない山口も9回のマウンドへ。シビアな見方をすると、今の巨人ベンチの信頼度はマシソン、山口、西村の順番だろう。この試合で目立ったのは、絶好調コンビ坂本・村田の3安打猛打賞。そして捕手・阿部のディフェンス力だ。球界最強の打撃ばかりがクローズアップされるが、今年の阿部のスローイングはマジヤバい。リーグトップの盗塁阻止率4割を誇り、この試合もクイックが苦手な杉内にも関らず2度盗塁死亡遊戯。昨シーズンから横ではなく縦スローイングをマスター。いまや、そのハイスピード送球はライト橋本のレーザービームと並んで、東京ドームの新名物である。ったく、阿部のファーストコンバートなんかできるかよ。ピンチになったらマウンドで投手に喝を入れ、時に優しくGカップじゃなくて肩を揉む。打者・阿部だけではなく、捕手・阿部もスペシャル・ワン。キャプテン、あんたは最高だ。打線は驚異的な破壊力を持ち、投手も12球団唯一のチーム防御率2点台。中井、橋本といった20代前半の若手も出てきて、選手層はもはや2チーム分。今の巨人ファンの唯一の悩みは、ぐっさんのコンセプト不明な髪型くらいだ。それでも、98点の答案用紙で無理矢理チームとしての課題を探すとしたら、やはり第2捕手と中継ぎ投手。 1軍の捕手登録選手は阿部以外は、實松と井野のヤングアダルトキャッチャー。なんだけど、今シーズンの實松は打率190、OPS499。井野は3打席ノーヒットで打率000。ちなみにノウミサンは打率194、OPS570。マエケンは打率242、OPS628。巨人の阿部以外のキャッチャーは、打てる投手よりも打てねぇ。これマジ。阿部休養時はもう開き直るしかないリアル。しかも、彼らが右の代打として使えるレベルにない為、矢野スタメンぶっこみ即右の代打死亡遊戯。昨年、巨人がドラフトスルーした東海大の伏見寅威(オリックス)は、本日のロッテ戦でプロ初本塁打。打席数は少ないものの打率238と最低限の数字は残している。今年こそは、ドラフトで大学ジャパンの4番を張る「打てる捕手」梅野隆太郎(福岡大)にぶっこむべきよ。いやいや、ドラフトはセットアッパー候補の即戦力でしょ。そうね分かるよ、その感じ。誰がどう見ても、今の巨人はマシソン、山口、西村への依存度が高すぎる。福田はノーコン病、アコスタは一発病で2軍返品。 2年目の高木京介も昨シーズンのようなキレはない。左は予想外に移籍組のペローン青木が頑張ってくれているが、笠原先発挑戦で右の中継ぎがちと手薄。なんか透けてる。シースルーブルペン。だから、1点ビハインド時の投手継投が超ドキドキしちまう。ここは川口投手総合コーチの言うように「後は久保待ち」状態。昨年5月に右肘手術し、今年6月に2軍実戦復帰。今月1日のファーム交流戦では、1軍復帰最終テス投の先発登板も1回3失点で降板。 33歳の元守護神、まだもうしばらく時間がかかりそうね。やっぱ、宮国かホールトンがローテに戻って来たら、笠原か小山はセットアッパー育成だよな。なんて、他チームがズンドコクリーンナップやローテーション死亡遊戯や裸の暴走監督で悩む中、巨人ファンは呑気に第2捕手とシースルーブルペン話。ゴメン、明日の第3戦で菅野が藤浪に投げ勝てば優勝マジック43が点灯。さて、ペナントレースに派手にトドメを刺してやろうぜ。 See you baseball freak・・・

【読売愛着遊戯】古城のシゲちゃんフィーバー空振りで菅野撃沈!巨人軍「ゼロ年代移籍組の終焉」とは?

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せつねー試合だ。 0対7の一方的な完敗スコアじゃなくて、そこまでの過程が何も言えなくて夏。菅野対藤浪のドラ1対決が注目を集めたGT第3戦は、意外な形でトドメを刺された。初回、新井兄さんのライト前タイムリーに飛びついたセカンド中井が膝を強打。 1度は立ち上がるも、2回の守備から代役セカンドに入ったのが古城のシゲちゃん。プロ16年目、37歳。今月1日に今季初めての1軍昇格。ついに巡って来た2013年最初で最後のビッグチャンス。なのに、現実は残酷だった。悪いなりにスミ1で凌いでいた菅野が、7回に猛虎打線に掴まる。一死2、3塁から藤浪の代打・桧山のセカンドゴロを古城がフィルダースチョイスで2対0。まあ、これは躊躇なくホームに突っ込んだ代走・俊介の好走塁を褒めるべき。問題はネクスト。坂を注文通りのセカンドゴロダブルプレー。と思ったら、古城が二塁カバーに入った坂本にへっぴり腰のズンドコ送球。「初球、内野ゴロ〜ッ、ヨン・・・わあ〜っと!ミス!ジャイアンツにミスが出た〜っ!」実況アナがここぞとばかりに絶叫する中、外野を転々とするボール。崩れ落ちる菅野、立ちつくす顔面蒼白の古城、思わず歓声の先を振り返るボインビールの売り娘。 3点目が入り、続く大和のセンター前タイムリーでガースーKO。 2番手青木は鳥谷を抑えるも、3番手香月がマートンに2点タイムリーを食らいジ・エンド。菅野は自責点3で失点6という泣ける展開で3敗目。ついにデビュー以来続いていた東京ドーム不敗神話にピリオドが打たれた。原監督も指摘していたけど、7.5差でも一応首位攻防なんだから、初回に簡単に点獲られちゃダメよね。ついでに下位打線に省エネ投球したがる大学時代からの悪癖もチラ見せ。 7回の悪夢も、舐めきっていた8番清水に浴びた2塁打からすべてが始まった。澤村と菅野のふたりが杉内と内海を超えた時こそ、巨人軍新黄金時代到来の時。まあ、この借りは秋に返してくれよ。対する巨人戦初登板の藤浪は毎回のようにピンチを背負うも、要所を締め6回6安打無失点投球で7勝目。「デカくて手足が長くて近く感じるんです」と各球団の初対戦打者が口を揃えていたのも頷ける投球。 CSの前に一度でも19歳のルーキーを直に見れたのは、このゲームの数少ない収穫だろう。って、今日はそこよりも古城のシゲちゃんだよな。正直、東京ドームでズンドコエラーを目撃した瞬間は「古城コノヤロー」ってディスる気満々だったけどさ。香月の屁みたいな投球で長引く阪神の攻撃を見てたら、放心状態の51番が気の毒になっちまったよ。結局、ショックを引きずった古城は、直後の打席でもあっさり空振り三振。これで1軍復帰後4打席3三振。そして無情にも寺内と交代。例えば、ミスをやらかしたのが23歳の新入社員・中井ならば、まだ周囲も突っ込める。けど、37歳のベテラン便利屋が下手打ったら、社内ベンチも沈黙するしかない。東京ドームに鳴り響く、残酷な天使のテーゼ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。寝坊しちゃダメだ。止まらない若手の躍進。同時にベテランの斜陽。 40歳・谷佳知、39歳・小笠原道大、37歳・古城茂幸。ゼロ年代中盤、パ・リーグから巨人に移籍。一時代を築いた彼らのストーリーが、もうじき終わろうとしている。そりゃあ俺だってガッツは好きだし、谷の2000本安打も見たいよ。けど、悲しいけどコレ、プロ野球なのよね。追い打ちをかけるように、試合後には中井が左膝靱帯損傷の一報。オリックス・糸井は右膝靱帯損傷でもホームランかっ飛ばしてたけど、まあ登録抹消で様子見だな。こんな夜は風呂浴びて寝ちまえって帰ったら、脱衣所に色褪せた一枚のバスタオルが掛かっていた。 2009年の巨人軍球団創立75周年記念のバスタオル。そこには、当時の主力選手達の名前がズラリとプリント。ラミレス、小笠原、谷はもちろん、古城やキムタクといったバイプレーヤーまでフルコンプ。豊田、東野、クルーン、グライシンガーなんて懐かしい名前もある。あれから4年。ナニ、この汚いタオル?って。分かってるよコノヤロー。愛着があってなかなか処分できなかったけど、そろそろ思い出だけ残して捨てようかなって。また今シーズンの菅野や中井や橋本の名前入りの優勝記念バスタオルでも買うことにするよ。なんつうか、ライク・ア・ローリング・ストーン。このまま優勝したって、すべてがハッピーってわけじゃない。どんな人生にも笑いと涙があるように、どんなペナントレースにも喜びと悲しみが混在する。プロ野球界の夏は、出会いと別れの季節である。 See you baseball freak・・・
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